クルド難民デニスさんとあゆむ会 Walk with Kurdish Refugee Deniz

私たちは、入管施設に長期収容されたうえに入管職員の暴行を受け、自殺未遂を繰り返すようになったトルコ出身のクルド難民、デニスさんが安心して日本で暮らせるよう手助けしたい、と集まった友人、知人の市民グループです。

クルド難民デニスさんも出演している映画「牛久」(トーマス・アッシュ監督)。

映画館Morc阿佐ヶ谷(モーク阿佐ヶ谷)で絶賛上映中です。
9月 9日(金)~9月15日(木) 18:40-
9月16日(金)~9月22日(木) 10:30-
日本の入管収容施設で行われている過酷な実態を隠し撮りという手法で世に出した作品。ご覧になった方はどのような感想を持たれたでしょうか。
 9月9日~15日の上映の後には、全てトーマス・アッシュ監督の舞台挨拶があるということで、初日の様子をご紹介します。
初日は上映が急遽決まったためかお客様は9人とやや少な目でしたが、それでも映画が衝撃的な内容だった為か、質疑応答の時間ではほとんどの方が手を挙げ熱心に質問して下さいました。
「映画に出ている人たちは今どうしているのですか?」
「仮放免というのは無期限に続くのですか?」
「なぜ日本人と結婚しているのに配偶者のビザがもらえないのですか?」
「入管に収容されている人たちは今もこういう状態なのですか?」
「この映画で監督が伝えたいことは何ですか?私たちにやってもらいたいことがあれば教えて下さい」
次々とされる質問にアッシュ監督と参加したクルド難民デニスさんとあゆむ会のメンバーが答えました。
アッシュ監督からは「映画を観た皆さんにお願いしたいことは、発信することです。こんな問題があることを知っていた?と、皆さんの周りの人にぜひ話して貰いたいんです。日本の法律はどうなっているの?と関心を持って頂きたいです。裁判を起こしている人もいますので、裁判の傍聴に行くこともいいと思います。支援団体に寄付をしたり、勉強会に参加したり、収容施設への面会に行くこともいいと思います。そして、選挙の時に投票に行くことも重要だと思います」と熱を込めて語っていました。
皆さん、力強くうなずいて下さいました。
会場は若い方が大半を占め、女性が多かったことも印象的でした。
舞台挨拶終了後は、ロビーで監督との交流が行われました。映画のパンフレットをお求めになった方へのサイン会や記念撮影が行われました。
映画関係の仕事をされている若い男性や、新潟での上映が終了してしまったので上京してご家族とともに見に来て下さったという方も。
映画の持つ力を感じた夜でした。
Morc阿佐ヶ谷(モーク阿佐ヶ谷)上映スケジュール
9月 9日(金)~9月15日(木)18:40-※上映後、舞台挨拶あり。
9月16日(金)~9月22日(木)10:30-