クルド難民デニスさんとあゆむ会 Walk with Kurdish Refugee Deniz

私たちは、入管施設に長期収容されたうえに入管職員の暴行を受け、自殺未遂を繰り返すようになったトルコ出身のクルド難民、デニスさんが安心して日本で暮らせるよう手助けしたい、と集まった友人、知人の市民グループです。

【傍聴報告】「自由権規約に基づく損害賠償請求事件」裁判 第3回口頭弁論期日

 日時:2022年8月30日(火)14:00から 場所:東京地裁415号法廷 
今回もたくさんの方に傍聴にお越し頂き、34人もの方々が傍聴席から裁判を見守りました。高校生や大学生など、若い方が多数いらっしゃり支援の広がりを感じました。
次回の裁判は10月4日(火)11:30~ 東京地裁415号法廷です。ぜひご参加下さい!
 弁護団小川隆太郎弁護士が「私たちが求釈明によって、入管法が国際規定に違反していないという根拠を出すように求めているにもかかわらず、被告(法務省)は一向に出そうとしない。これでは議論が深まらないままです!」と厳しく指摘。
更に「被告(法務省)にはもっと真剣に考えて頂きたい。この問題はここにいるデニスさんとサファリさんのことだけに留まらない。
今も収容されている人、ここに来られない人、非常に多くの人に関係することです。
今日も傍聴席にはこんなにたくさんの人たちが傍聴に来ています。日本の入管収容は国際規定を守っているのか、もしかして違反しているのではないかと、知りたくてここに来ている。
法務省は行政の代表として、その疑問について説明する責任があるんです!」と舌鋒鋭く追及して下さいました。
迫力の弁論を、私たちは固唾を飲んで見守りました。まさに私たちの気持ちを代弁して下さっていると感じました。
裁判官も「根拠を出すことは議論を深める意味でも有益だと考えます」とコメントをしていました。
印象として、若い方々をはじめとする多くの方々が傍聴席から見ていることが、少なからず裁判官に影響していると感じました。
裁判終了後は弁護士会館に移動。原告のデニスさんとサファリさんのからの言葉や、弁護団の方々からの解説を伺いました。
デニスさんとサファリさんは多くの方々が傍聴に集まって下さったことが非常に嬉しかったようで、集まった方々に「皆さん本当にありがとうございます!」と笑顔でお礼を述べていました。
次回の裁判は下記の通りです。
2022年10月4日(火) 11:30~
東京地裁415号法廷
次回もぜひ傍聴にお越し下さい!
また、この日は国連の自由権規約の特別報告者が来日し、日本が自由権規約をきちんと守っているかをチェックする審査会が開かれるとのこと。
そちらの動向にもぜひご注目ください!
(参考)
自由権規約 報告書審査 (日本弁護士連合会) 
自由権規約のこれまでの審査状況が掲載されています。
「日本の入管収容は国際人権法違反」訴訟 #外国にルーツを持つ人々
  現在の支援総額  532,000円
  目標金額    1,000,000円
  サポーター 71 人
「自分は動物じゃない」
そこまで言わせる日本の入管収容は国際法違反である
自由権規約」違反を問う訴訟を支える、弁護士たちのストーリー
CALL4 2022年7月5日