「ご協力いただいている皆様へのご報告第3弾」と2021年7月14日入管へ請願書提出について
皆さん、こんにちは、第3弾の報告です。2021年7月14日に請願書を出入国在留管理庁(入管)に提出したことについて映像での説明とデニズさんからの感謝の言葉がありますので見てください。
二つの請願書は集め続けます。まだの方はぜひ署名ください!
ご協力いただいている皆様へのご報告第3弾
「クルド難民デニズさんとあゆむ会Walk with Kurdish Refugee Deniz」へのいつもご支援、ご協力をいただいている皆様へ、心より感謝とお礼を申し上げます。今回の「報告第3弾」は7/14入管への署名提出と申し入れ=新たな運動展開を中心に、ご報告します。
★「在留特別許可」を求める署名を提出、あらためて在留資格の付与を要請★
・7/14入管への要請行動はデニズさんが4回目の難民申請中であり、難民認定審査が行われているなかで、今後のデニズさんご夫妻の人生という個別救援の面からも、また名古屋入管で当局の医療拒否・放置によって命を奪われたスリランカ人、ウィシュマさんの事件真相と責任がいまだ明らかにされず、追及されなければならないという入管問題全体の面からも、今行わなければならない重要なアクションでした。
・7/14入管行動にはデニズさんも直接参加。「あゆむ会」を中心に賛同団体の仲間ら支援者8人の計9人が、正規の在留資格を求める紙の署名とオンライン署名の計629筆、コロナ状況下での「仮放免者と入管施設被収容者らへの緊急的な医療対応と待遇改善を求める」申し入れ書、それに医療対応・待遇改善要請の同じ内容を使ったオンライン署名245筆を入管職員に手渡しし、これまでの「あゆむ会」メンバーらによるクルド難民問題写真展の全国的取り組みなど、活動内容を説明、「なぜ今日の行動が必要なのか」「早期に難民認定を」ということも強く訴えてきました。
★紙の署名にオンラインが加わり、発信力が倍増★
・「あゆむ会」は、デニズさんの窮状を何とか助けたいという有志が3/23立ち上げ、支援カンパと紙の署名活動を続けて来ました。多くの方々の協力・支援を得て、デニズさんの入院費約66万円を5月下旬、カンパ募金の中から全額支払いが出来ました。あらためてお礼を申し上げます。ちょうど大きな問題として浮上していた「入管難民法改悪」も皆さんの力で5月、阻止できました。・この間に、学生など若い人々の活動参加が急激に増え、デジタル世代・SNS世代らしい取り組みが新たに始まりました。7月に入ってから在留資格と待遇改善要請の2つのオンライン署名活動がスタート、数日間でそれぞれ200を超える賛同が集まり、クルド難民の個別救援と入管の現行制度そのものを根本的に改善していく「新たな闘い」が劇的に始まったことを実感させてくれました。発信力が数十倍に倍化したことは間違いありません。・7/14入管行動では、9人が4階総務課に出向き、代表3人が総務課広報担当者と総務課内のテーブル席で署名(オンラインの分もプリント)と申し入れ書を提出。活動記録と写真展チラシも手渡しし、ここまでに至った経緯・理由と全国での活動、週刊プレイボーイ誌をはじめとする多数の週刊誌の特集、掲載記事を示し、入管で起きた暴行を含む異常事態が日本社会で関心を持って知られていること、世界でも注目され、トルコ出身のクルド人が難民申請して認定ゼロ、という日本の現状は国際常識でありえない対応、国連の人権諸機関からも待遇改善を求められていることなどを改めて強調し、「入管は、現実を見て、もっと社会に役立つ組織になるよう、目に見える改善をお願いします」と強く訴えました。3人が交代で約30分間、話しましたが、広報担当職員は冷たい対応ではなく、時折うなずきながらメモを取り、きちんと聴いてくれたような印象でした。★今後の「あゆむ会」の活動について★
【署名運動を継続します】
ネット(オンライン)を中心とした署名活動=現在は2つ=を、今後も継続します。在留資格を求める署名用紙は4月16日付けになっているので、新しい日付のものに取り換えるでしょう。
【在留資格・難民認定を求める】
7/14入管行動で提出した署名のコピーを東京入管の別部門、「審査部」に提出し、現況を説明、病気治療も続けていることを含め、在留資格を強く求めていきます。
【今後の目標について】
デニズさんの入院治療費を緊急に何とかしようと立ち上げた「あゆむ会」の、それこそ「緊急事態」はいったんクリアできた段階なので、改めて会の体制を整えていこうと思います。
以上