クルド難民デニスさんとあゆむ会 Walk with Kurdish Refugee Deniz

私たちは、入管施設に長期収容されたうえに入管職員の暴行を受け、自殺未遂を繰り返すようになったトルコ出身のクルド難民、デニスさんが安心して日本で暮らせるよう手助けしたい、と集まった友人、知人の市民グループです。

【裁判傍聴報告】5月13日 デニズさんの国家賠償訴訟

 5月13日、デニズさんの国家賠償訴訟の口頭弁論が東京地裁で開かれ、
あゆむ会の仲間たちをはじめ、多数の方が傍聴に来てくださいました。コロ
ナ感染防止のため着席椅子が半分ほどに制限されているとは言え、何と開廷
時に「満室」、数人が廊下で待たなければならない事態になりました。総勢
20数名。

 弁論では、裁判長が原告・被告双方から準備書面が出されたことを確認、
これからさらに新たな観点からの主張を出す予定がないか、も聞いて、次回
期日を8月5日(金)に決めただけで閉廷しました。

 裁判長は「これから(原告・被告を交えた3者で)進行協議を行いますが、
証人尋問の計画など込み入った話もしなければならないので、法廷を非公開
にします」と告げ、私たち傍聴人は退室となりました。

  裁判長は、次回の弁論で誰を尋問するかなどを決めたい、次々回の弁論で
証人尋問が出来るようにしたいと言いました。裁判は双方の主張が出揃い、
いよいよ大詰めを迎えつつあります。

 デニズさんは入管内で暴行を受けて精神的に大きなダメージを受けました。
それが収容中の自殺未遂だけでなく、仮放免された今でも彼を苦しめ、自殺
未遂など精神的な苦痛を与え続けています。
 そのことを今後の裁判でも主張し続ける予定です。

次回の暴行事件の裁判は
2022年8月5日(金) 11時30分から、
東京地裁です(どの法廷になるかは調整中)。

  傍聴にお越し頂いた方々に、あゆむ会のニュースレターをお配りしました。
レターの内容はこちらのあゆむ会のブログにアップしています。

クルド難民デニズさんとあゆむ会 ニュースレターNo.1
(2022年5月13日発行)
https://walkwithdeniz.hatenablog.com/entry/2022/05/14/131619

上記ブログからPDF形式でダウンロードもできるようになっていますので、
ぜひご活用下さい。